2012年 第4回2012 4th

2012 第4回 受賞者

動画: 絹谷幸二賞 贈呈式の模様
毎日新聞 1:PDF(2.7MB)
毎日新聞 2:PDF(3MB)
新美術新聞:PDF(954KB)

最終選考(3人→2人)

第4回 絹谷幸二賞:後藤靖香
第4回 絹谷幸二奨励賞:指田菜穂子

最終的に基準となったのは、絹谷幸二賞のメッセージ性だった。他の賞との差別化や、具象絵画の可能性を探るという目的を踏まえ、「選に漏れた人にも勇気を与える賞に」との意見で一致。強烈な個性の絵画を描き続ける後藤靖香が競り勝った。近年の若手に多い私小説的絵画とは異なる画風を貫く指田菜穂子が、奨励賞に決まった。(敬称略)

2次選考(7人→3人)

2月初旬の2次選考では、最初に各委員が評価する2、3人を提示。オリジナリティーなどの見地から最終的に樫木知子、後藤靖香、指田菜穂子が残った。その後は、全員が推した後藤靖香と、第1、2回でも2次選考に残り、作品の完成度が高い樫木知子についての討論が長く続いた。

1次選考(22人→7人)

1月中旬の1次選考は、各委員が数を限定せずに意中の作家を挙げることから開始。その後、全員の作品について論議を重ねた。「意欲的な試みの有無」などの視点で絞り込み、石井友人、樫木知子、鹿野震一郎、黒崎香織、後藤靖香、指田菜穂子、箱嶋泰美が2次選考へ。このうち実作品を見られなかった候補者については、在籍する大学院や所属画廊を委員が訪問。昨年発表された作品の一部を鑑賞した。

選考委員 3名

山下裕二 [明治学院大教授]
O JUN  [画家・東京芸術大准教授]
原久子   [大阪電気通信大教授]

推薦された作家 22人

【候補者として推薦されたのは、22〜35歳の男女21人(うち1人は2人から推薦)】
Hyon Gyon、會田千夏、石井友人、奥谷太一、樫木知子、金子富之、鹿野震一郎、菊谷達史、黒崎香織、後藤靖香、小橋陽介、小林孝一郎、指田菜穂子、設楽陸、中岡真珠美、箱嶋泰美、村山春菜、山川さやか、由井武人、吉永有里、和田典子
*北海道から沖縄在住者までがそろった。候補者にポートフォリオ(経歴や作品写真をまとめたファイル)を送ってもらい、事務局が選考委員3氏に発送。選考委員はそれらを精査し、展覧会などで鑑賞可能な作品については、足を運んで実物に接した。

推薦者 22人

【45人に推薦依頼を発送、22人から回答を得た】
尾崎信一郎、翁長直樹、加藤義夫、鎌田享、岸桂子、木ノ下智恵子、竹口浩司、手塚さや香、名古屋覚、野地耕一郎、林洋子、土方明司、福住廉、藤田一人、松井みどり、松本透、

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